歯肉退縮とは

歯肉退縮とは、歯茎が下がることを意味します。

歯肉退縮の原因として

・間違った歯磨き方法によって歯茎が傷付く
・歯周病
・咬合(噛み合わせ)の異常
・加齢                    などがあります。

歯茎が下がることで起こる問題点は

・歯が長く見えることによる審美性(見た目)が悪くなる
・歯根が露出することで、根面カリエス(根っこの虫歯)になりやすくなる
・知覚過敏の症状               などがあります。

一度、歯茎が下がると元の状態に戻すことが難しいです。
改善が難しいため、その分予防が重要です。

・噛み合わせの調整

・正しい歯磨き方法を覚える

・しばらく様子を見る

治療直後の場合には、しばらく様子を見ることによって「クリーピング」という歯茎の自然回復が起こる場合があります。


歯の『変色』と『着色』について

近頃患者様から「歯の色が気になる」、「歯が茶色い気がする」と、ご相談を受けることが多くなってきました。

今回は歯の『変色』と『着色』の違いや原因についてお話しします🤗

まず変色の原因は、

①薬物(テトラサイクリン、フッ素)によるもの

②虫歯

③エナメル質形成不全(歯のエナメル質の形成異常で遺伝や後天的なものがあります)

④失活歯(神経がない歯、歯をぶつけるなどして神経にダメージを受けた歯)

⑤加齢

着色の原因は、

①色の濃い食べ物、飲み物(カレー、コーヒー、紅茶など)を頻繁に摂取する

②タバコ(タール(ヤニ))によるもの

『着色』は日々のケアや医院でのクリーニングで除去することが可能ですが、

『変色』はホワイトニングで改善するものもあれば、歯の表面を削って付け爪のように貼り付けるラミネートベニア、歯全体を削って白い被せ物を被せる処置などが必要になる場合もあります。

ご自身の歯を見て、「変色なのか着色なのかどちらか分からない・・・」とお困りの方はぜひ一度ご相談ください!!💕


虫歯になりやすいお菓子・なりにくいお菓子

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お菓子の中でも特に虫歯になりやすい物があります。

例を挙げると、アメやキャンディ、キャラメル、ガムなどは砂糖がたくさん使われていて歯にくっつきやすく、食べ終わるのに時間がかかります。

その次に挙げられるのは、チョコレート、ビスケット、クッキー、ケーキなどです。

比較的虫歯になりにくいのは、アイスクリームやプリン、ゼリーです。
砂糖を多く含んでますが、すぐに食べ終わり、歯にもくっつく時間が短いので、お菓子の中ではまだなりにくい部類です。

一番良いとされるのは、せんべいやクラッカー、ナッツ類です。
砂糖が少なく、歯にくっつきにくいためムシ歯にはなりにくいお菓子です。
ただ、スナック菓子はたくさん食べるとねっとりと歯にくっついてしまうので注意が必要です。

一日一回で時間を決めて食べるようにしましょう。
寝る前の飲食はやめましょう。
3歳までに味の好みが決まります。なので、甘味嗜好にならないように甘味の強いものは控えるようにしましょう。


定期検診を受けましょう

厚生労働省と歯科医師会は「8020(ハチマルニイマル)運動」を展開しています。

これは80歳になっても自分の歯を20本残そう、生涯にわたって食べ物を自分の歯でよく噛もう、というものです。

つまり健康な生活を送るうえで自分の歯を使うことが非常に大切だということです。
ところが現実には、日本人の平均は60歳で現存する歯は17.8本、80歳に至っては4.6本しか残っていません。

歯が失われる原因は虫歯と歯周病です。
食後の歯磨きなど口腔衛生に関する教育が普及するに従って、虫歯は減少傾向にありますが、歯周病は一向に減りません。
40歳の日本人で歯肉炎、歯周炎を合わせると、実に80%の人がいると報告されています。

ということは生涯自分の歯で咀嚼し健康に過ごすためには、歯周病にならない、不幸にしてかかったとしても、これ以上進行させない、再発させないことがとても大切になってきます。

「歯が痛いから」「治療した歯の詰め物がとれてしまったから」という時にしか歯科医院に受診しない方が多いと思われますが、歯周病は治りにくい、再発しやすい、しかも初期には自覚症状がない病気です。
歯をしっかり守りたいなら、こうした考えは捨てるべきでしょう。

症状がなくても3ヶ月に1回は歯科医院で検査を受けましょう!


子どもに歯磨き粉使う?使わない??

 

 

「子どもの歯磨きに歯磨き粉っていつから使うの??🧐」と悩みの種になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、歯磨き粉を使う時期についてお話しします!!

まず、使い始めは乳歯が生え始めたらです!!!
うがいができない間は歯磨き粉の使用に不安を感じる方も多いと思いますが心配ありません。
子ども用歯磨き粉の歯磨きに使う量では、飲み込んでしまっても、含まれるフッ素の量も特に問題ありません。

ですが、どうしても歯磨き粉を嫌がるお子さんには、無理に使う必要はありません。
家庭用フッ素塗布ジェルや、スプレーの使用もオススメです。
また、お子さんと好きな味の歯磨き粉を探したり、パッケージで選んでみましょう。お子さん自身が選ぶことで、徐々に歯磨きに積極的になることもあります。焦らず一緒に選んでみてください🥰

 

 


暑い季節の飲み物

もうすこしすると冷たい飲み物が美味しくなってきますが、みなさんは何を飲みますか?

水、お茶という方もいらっしゃると思いますが、今はスポーツドリンク、イオン飲料、炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁ジュースとさまざまな飲み物があります。

ジュースは甘い、虫歯になるというイメージはあると思いますが、スポーツドリンク、イオン飲料度も同じぐらいの甘さがあります。さらに歯を溶かすだけの酸度も十分あります。

病気の時や熱中症対策に飲む方が増えているかと思います。

お水やお茶の代わりにいつも飲んでいると虫歯になる可能性は高くなります、

 


虫歯とニキビ!?

みなさん、いつも同じ場所にニキビができて悩んでいませんか?

寝具が不衛生だったり、睡眠不足だったり、食生活が乱れているわけでもないのに頻繁に同じ場所に発生する原因不明のニキビって厄介者ですよね(-ω-;)

実はそれって虫歯が原因のニキビかもしれないんです‼
大元の原因である虫歯を治療しない限りニキビが出来続けるかもしれません💦

虫歯が原因で発生するニキビの理由として
・虫歯の痛みによるストレス
・歯肉の膿を皮膚から排出するため
・虫歯で噛む力が弱まり消化不良を起こすため
・銀歯の金属アレルギーによるもの
が考えられます。

また、虫歯が原因で発生するニキビは
・口周り、顎にのみ発生する
・いつも同じ場所に発生する
・強い口臭を伴う
という特徴があります。

虫歯が原因のニキビは治療をしないと自然治癒することなく出来続けてしまいます。
現在原因不明のニキビに悩まされている人、いつも同じ場所にニキビができて困っている人は虫歯や金属アレルギーを疑い歯医者さんで診察を受けてみてください‼

また、虫歯を放置することはニキビだけではなく、やがて全身の不調や重大な病気を引き起こすこともあります💦
そのためにも毎日の歯磨きや口内ケアで虫歯の無い健全な口内環境を保ちましょう✨


あなたはどのtypeですか(・・?

歯ぎしりには3タイプあります。

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✧*グラインディング✧*
3つの中で1番多く見れる症状で、寝ているときに下顎が素早く動き歯を擦り合わせることでギリギリと音を出します。
クラインディングは歯だけではなく、歯茎に対しても影響が大きく、肩凝りや頭痛の原因にもなります。

✧*タッピング✧*
上の歯と下の歯をぶつけ合わせ、カチカチと音を立てる症状をいいます。
軽くカチカチする方もいれば、強く歯をぶつける方もおられます。

✧*クレンチング✧*
就寝時だけではなく起きている時も歯をギュッと食い縛る症状をいいます。
無意識のうちに引き起こされるのは3つ全て共通ですが、これは音を立てないのが特徴です。
ストレスによって、顎の筋肉が緊張してしまうことが原因として挙げられます。

歯ぎしりが起こるムカニズムは未だ解明されておらず、今のところ完治させる方法は見つかっていません。
しかしマウスピースを就寝時に装着することにより、歯ぎしりによる歯の擦り減りやストレスを軽減することができます。
装着したからといって完全に改善されるわけではなく、あくまでも歯や顎への負担を少なくするためのものです。
使い始めの頃は装着したまま寝ることに違和感を感じ、無意識のうちに外してしまう可能性がありますが、何度か調整を行うことによりある程度は解消されますが、基本的には慣れていただく必要があります。

費用は健康保険が適用されます。

誰かに指摘されないとなかなか気づかない歯ぎしり。
是非、歯ぎしりチェックをしてみてください!

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歯はたくさんのカーブでできている

歯の形は意外に複雑で、1本1本凹凸やカーブの様子が違っています。
それをきれいにしようというのですから難しいことです。

大人の歯は親知らず(第三大臼歯)まで入れて8種類32本

子供の歯は5種類で20本あります。

それぞれ形や大きさが違います。
歯の面は凹みや溝、山のような盛り上がりなどのカーブが連なってできています。
隣の歯との間も、歯によってそれぞれ違うカーブが向き合ってできています。

歯の面には、一見平らに見えても、小さなくぼみがあります。
「小さな」と思えるのは人間の尺度、お口の中の虫歯や歯周病の原因菌にとっては、歯の表面に付着してデンタルプラーク(歯垢)というかたまりをつくるためには、十分なスペースになります。

このような小さなくぼみには、隣り合わせの歯と歯の間や歯肉が下がってきた歯の根元にもあり、歯ブラシの毛先が届きにくく、歯垢を取り除きにくい場所になっています。

年齢を重ねると歯周病にかかっていなくても、歯肉は下がってきて、すき間ができます。歯周病などの影響で歯の根元が露出すると、さらに磨きにくいところが増え、根の表面の虫歯や歯周病につながりやすくなります。

歯ブラシの当て方、動かし方、歯と歯の間の清掃用具のデンタルフロス、歯間ブラシの使い方。その他補助的清掃用具。
の指導を歯医者で一度受けてみてください!


毎日使う歯ブラシ

 

毎日使う歯ブラシ、みなさんは何をみて選んでいますか??

歯並びが複雑、抜けている歯がある、歯ブラシを持つ手の力が弱くなったなど、歯磨きがしづらいと思う時はありませんか??😓
歯周病、むし歯の対策、お口の中を清潔に保つために毎日のブラッシングはとても大切ですよね。
きちんと磨くためにも、ご自身にあった歯ブラシを選ぶことはとても重要なことなんです!!

◆ヘッドの大きさ

ヘッドとは、歯ブラシの毛束が植えてあるところです。お口や歯の大きさにあったものを選ぶことが重要です。
一般的には縦の植毛3列、少し小さめのサイズです。
たとえば、お口の小さい方や、奥行きが狭い方は小さめのヘッドを選ぶことをお勧めします。
また、ヘッドの薄いものの方が、奥までしっかり磨くことができます。

◆毛の硬さ

毛の硬さは、「やわらかい」、「ふつう」、「かため」の表記があると思います。
やはりお勧めしているのは、「ふつう」の硬さのものです。
汚れを落とすことのみで考えるなら「かため」のブラシですが、歯茎を傷つけたり歯のすり減りをおこしやすいです。また、「やわらかい」ブラシは、歯茎が腫れている方、歯周病が進行している方にはオススメですが、汚れを落としづらく時間がかかることが難点です。

◆補助用具

歯ブラシだけでは磨けない部分のケアには補助用具を使いましょう。
フロス(糸ようじ)、歯間ブラシ、タフトブラシ、舌ブラシなど、ご自身のお口の環境に合ったものを使用しましょう。歯間ブラシはサイズの種類が分からなければ、歯科で確認してみましょう。

握力が弱い方は柄の太いものを使ってみたり、手を動かしづらい方や手用の歯ブラシが使いづらい方は電動歯ブラシを使用してみても良いでしょう。

どれがいいか、一人ひとりお口の状況は違うので、お気軽にご相談ください😊❤️