明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
本年も皆様の健康を、お口を通してサポートさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

厚生労働省と歯科医師会は8020(ハチマルニマル)運動を展開しています。
これは80歳になっても自分の歯を20本残そう、生涯にわたって食べ物を自分の歯でよく噛もう、というもので、つまり健康な生活を送るうえで自分の歯を使うことが非常に大切だというのです。
ところが現実には、日本人の平均は60歳で現存する歯は17、8本、80歳に至っては4、6本しか残っていません。

歯が失われる原因は、虫歯と歯周病です。
食後の歯磨きなど口腔衛生に関する教育が普及するに従って、虫歯は減少傾向にありますが、歯周病は一向に減りません。

ということは、生涯自分の歯で咀嚼し健康に過ごすためには、歯周病にならない、不幸にしてかかったとしても、これ以上進行させない、再発させないことがとても大切になってきます。
歯周病は細菌による感染症です。
これまで人類は多くの感染症を克服してきました。
しかし、歯周病に関しては必ずしも克服したとはいいがたい状況です。

理由はさまざまです。歯周病は治りにくく、治療に多くの時間がかかります。
しかも歯科医師がいくら最新の治療方法で臨んでも、患者さん自身のプラークコントロールにブラッシングするなどして口腔内を清潔にすることが不十分だと治療効果は望めません。

毎日歯を磨いているのになぜ?と疑問に感じる方も多いかもしれません。しかし磨いていると磨けているには大きな違いがあります。

これまで歯が痛いから、治療の詰め物がとれてしまったから、というときにしか受診しないのが普通でした。
しかし、歯周病は治りにくい、再発しやすい、しかも初期には自覚症状がない病気です。
3ヶ月に1回は歯科健診をうけるようにお勧めします。どんなに治療技術が進歩しても、自分の歯に勝るものは作れません。

当院が生涯健康な歯を保てる一助となれば幸いです。


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