日別アーカイブ: 2022年2月20日

鼻呼吸の大切さ

近ごろ、お口がポカンと開いている子供や若者が多いことに気づかれていますか?
そのほとんどは、口で呼吸をしている「口呼吸」の人です。
本来、人間の構造上、鼻で呼吸をするようにできています。
鼻から息を吸うことで鼻の繊毛や粘膜でウイルスや汚染物質の侵入を防いだり、鼻で空気を吸うことで空気が体温近くまで温められたりしますが、口呼吸では冷たい外気のまま肺に届き、肺の免疫力が低下し、肺に負担が増えて風邪を引きやすくなることがあります。
せっかく加湿器や空気清浄機を部屋に備えていても、口呼吸をしていると口、気道、肺が乾燥し、その効力が薄れてしまいます。
また、鼻呼吸は口の中の唾液の分泌を促します。
唾液中には、ウイルスの活性化や感染力を抑制する物質が存在します。
しかし、口呼吸で口の中が乾燥すると口の中や喉の奥にいる細菌が増殖し、それから出る酵素がウイルスを活性化させ、口臭や虫歯、歯周病に感染するリスクが高まります。

口が開いているな。と気づけば意識的に閉じるようにしましょう。