月別アーカイブ: 2020年10月

歯が抜けたままにしているとどうなるの?

「1本くらい歯がなくても問題ない」と思っている方はいませんか?

歯が抜けたままの状態を続けていると、さまざまな悪影響が及びます。

生活に支障がないという方も、大きな問題につながる前に早めに歯を補う治療(補綴治療)を受けることが大切です。

歯が抜けたままにしておくと5つの悪影響が及びます。

①歯がない箇所に周囲の歯が倒れてきてしまいます。

②噛み合う歯が伸びてきます。

③噛み合わせが悪くなります。

④他の歯に負担を与え寿命が縮まります。

⑤上手く噛めなくなってしまします。

歯が抜けたままになっている箇所は歯を補う治療(補綴治療)が必要です。

補綴治療にはブリッジ、入れ歯、インプラント がありそれぞれメリット、デメリットがあります。

「健康な歯を削りたくない」「保険で治療を受けたい」など、ご自身の希望に合った治療法を選択することが大切です。

わからない事がありましたらお気軽にお尋ね下さい。


『歯周病』と『歯槽膿漏』の違いって?

今回は『歯周病』と『歯槽膿漏』の関係についてお話したいとおもいます。

皆さんは、この2つの違いをご存知ですか?

実はイコールなんです‼️

歯周病の昔の名前が歯槽膿漏(正式には歯槽膿漏症)なのです。

今では歯槽膿漏のことは慢性歯周炎(中度以降の歯周病)と呼ぶようになっています。

 

そもそも歯周病とは、歯茎が細菌感染することによって起こる病気で、歯肉炎・歯周炎の総称です。

日本人の9割以上がかかっているといわれています。

細菌に感染すると、まず歯茎に炎症が起こります。

この状態を歯肉炎といい、痛みなどの強い自覚症状がなく、自分自身では気づかない場合が多いです。

さらに病状が進行すると、歯を支えている骨に炎症がおよび、骨が徐々に溶かされていきます。

この状態を歯周炎といい、このまま放っておくと、やがて歯を支えることができなくなり、抜けてしまいます。

 

歯周病は歯が抜けてしまうだけでなく、糖尿病や心筋梗塞などの全身疾患との関連性も明らかになっています。

この病気は日頃からのご自身の歯磨きに加え、定期的な歯科医院でのクリーニングで予防または改善することができます。

「痛くもないのに歯医者に行くなんて…」と億劫になるのもわかりますが、お口の中の病気は病状が進行しないとなかなか自分自身で見つけることができません。

発見が遅ければ遅いほど、より大変な治療をしなくてはいけないのです。

歯は休みなく毎日使うものです。

歯が1本失くなってしまうだけでも大変不自由です。

🍁食欲の秋🍁でもありますし、是非この機会に一度、歯科医院に足を運んでみてみてください💡


歯ブラシだけでは不十分‼︎

虫歯がないと思っていたのに、歯と歯の間に虫歯が見つかったらショックですよね(>_<)
毎日の歯磨きでどれくらい歯垢除去ができていると思いますか? 実は歯ブラシで磨いただけでは、歯と歯の間の歯垢は60%程度しか取り除くことができません。
残った歯垢を放っておくと歯周病や虫歯の原因となりますので、「歯間ブラシ」を使って効果的に歯垢を除去しましょう(^_^)
ちなみに歯ブラシと歯間ブラシを併用することで、85%程度歯垢除去することができます!

歯間ブラシにはカラー別にサイズがあります。それぞれ患者さんに合ったサイズを衛生士が選び、使い方の指導をさせてもらいますので、お気軽にお尋ねください(^_^)


着色除去について

歯の表面に着いた着色(ステイン)をとる方法は2つあります。

①PMTC
②パウダークリーニング

と言われる方法で歯の着色を落とします。

①PMTCは回転ブラシを使用し着色を落とす方法です。
ラバー状のカップやチップ等、専用の器具を使って歯の表面を磨いていきます。

頑固にこびりついたステインはPMTCだけでは落とせない場合があります。
そのような場合には、パウダークリーニングでステイン除去をします。

②パウダークリーニングは歯の表面に細かい微粒子を吹きかけることにより、ブラシでは落ちにくい着色を落とす方法です。
回転ブラシよりもさらにキレイに素早く着色を落とすことができます。

着色でお困りの方は、ご相談ください!


歯の『変色』と『着色』について

近頃患者様から「歯の色が気になる」、「歯が茶色い気がする」と、ご相談を受けることが多くなってきました。

今回は歯の『変色』と『着色』の違いや原因についてお話しします🤗

まず変色の原因は、

①薬物(テトラサイクリン、フッ素)によるもの

②虫歯

③エナメル質形成不全(歯のエナメル質の形成異常で遺伝や後天的なものがあります)

④失活歯(神経がない歯、歯をぶつけるなどして神経にダメージを受けた歯)

⑤加齢

着色の原因は、

①色の濃い食べ物、飲み物(カレー、コーヒー、紅茶など)を頻繁に摂取する

②タバコ(タール(ヤニ))によるもの

『着色』は日々のケアや医院でのクリーニングで除去することが可能ですが、

『変色』はホワイトニングで改善するものもあれば、歯の表面を削って付け爪のように貼り付けるラミネートベニア、歯全体を削って白い被せ物を被せる処置などが必要になる場合もあります。

ご自身の歯を見て、「変色なのか着色なのかどちらか分からない・・・」とお困りの方はぜひ一度ご相談ください!!💕