昨日は2月分のラジオの収録に行ってきました^o^
今回は、お口のお悩みなどよく患者さんから質問を受ける症状について、先生がわかりやすく答えています(^-^)
放送は毎週日曜日、午前11:00〜からFMさかい89.0でオンエアしています(^-^)
(放送地域は堺市東区、中区、美原区、狭山市)
『たしか歯の神経を取る処置をしたはずなのに、な~んか痛い。どーして(。•﹏•。)?』
同じ悩みを抱え、不安になられてる方はいらっしゃいませんか?
・冷たいものや温かいものは沁みることがないのに、噛むと痛む
・歯の根っこ付近にあたる歯茎に、ぷくっと出来物のようなふくらみがある
・歯が重いように感じる
これらは神経を取った後、歯が痛くなる場合の典型的な症状です。
噛むと少し痛むというのは最も多い初期症状です。
状態が悪化すると、何もしなくても痛くなります。
では、原因は何なのでしょうか…
歯周病や噛み合わせに問題が無い場合、次のようなことが考えられます。
・過去の治療で、神経や細菌が完全に取りきれていなかった
・治療の刺激による一時的なもの
・歯の根っこがひび割れていた etc…
神経や細菌が残っている場合は、根っこの先に膿が溜まり、神経を取った歯は水分が無くなりドライフラワーのようにパリパリになるので脆く、割れやすくなります。
このような状態を防ぐためにも神経を取らずに済むよう、小さい虫歯のうちに治療することがとても大切です ♡*.゚
生きてる歯を生活歯(せいかつし)といいます。
歯には、神経があるので痛みを感じます。
痛いのは歯が生きてる証拠ですが、虫歯が深かったり、神経に炎症が起きた場合などは止むを得ず神経を取る処置をします。
神経を取ると、言い方は悪いですが死んだ歯となります。
それを失活歯(しっかつし)といいます。
失活歯のまま放置しておくと、歯の色が変色してきます。
グレーがかったような濁った色になります。
根っこの中で死んでしまった神経をきちんと取らないと根っこの周りにまで炎症が広がる場合もあります。
生きてる歯と死んでる歯では、歯自体の強さも違います。
単純に例えると、生きてる木と枯れ木ぐらい違います。
なので、根っこの中をキレイにしたあとは代わりに硬い薬を詰めて土台を立てて被せてあげる必要があります。
そうすることで、根っこが折れてしまうリスクを下げることができます。
ただし、あまりにも硬い食べ物などを勢いまかせに噛むことは避けましょう。
健康な歯でなんでも食べれる様にお口のケアを心がけてくださいね♪
虫歯が痛くないからと言って放っておくと、最初は小さな虫歯でも気づかないうちに痛みを引き起こす程の大きな虫歯になってしまいます。
深い虫歯の場合、神経の部屋まで虫歯が進んでる場合は神経を保護することができず、神経を取るしか方法がなくなる時があります。
もちろん、生きてる神経を取るのには麻酔が必要です。
虫歯になった部分を取り除いて神経を針(ファイル)のような器具で取ります。
ある程度、神経が入っていた根っこの中の側面もやすりをかける様にこすり取ります。
神経を取ると中が空っぽになるので、数回消毒の薬を交換します。
期間は一週間ごとに根っこの中の状態を見ながら行います。
神経を取ったばかりの歯自体は痛みを感じませんが、歯の根っこを支えてる周りの組織は痛みを感じるので、麻酔が切れてからも炎症の程度により痛みが出ます。
生きてる神経を取った日は薬が処方されるので、なるべく反対側で噛む様に心がけてください。
処置後、ムリに噛まないことが大切です。
治療した刺激は多少なりともあるので、虫歯治療後はなんでも食べれると思って硬い物を噛んだりするのは避けましょう。
『過去に麻酔が効かなくて大変苦労した』という方はいらっしゃいませんか?
いろいろな原因により効きにくいことがあります。
・炎症が強い
・歯の周囲に膿が溜まっている
・下の奥歯辺りに麻酔をする
上記が主に効きにくい原因です。
炎症は強ければ強いほど効きにくく、膿は麻酔の効果を弱めてしまいます。 また下の奥歯が生えている周りの骨は他の部分より固く、密度が高いため麻酔液が浸透しにくいので、結果なかなか効かないというわけです。
そのような時は麻酔液の量を増やして様子をみたり、それでも効きそうになければ投薬を行い後日改めて治療を行ったりします。
ところで同じ麻酔でも「効きやすい場所」「効きにくい場所」があるのをご存じですか?
これは歯を支えている「骨の硬さ・密度」によるものなのです!
同じ上あご・下あごでも場所によって効き方が違います(●^o^●)d
上の歯や下の前歯周辺の骨は比較的薄く、下の奥歯は分厚いので麻酔液が浸透しにくいのです。
よって、一般的に上の前歯>上の奥歯>下の前歯>下の奥歯の順で麻酔が効きやすくなっています。
虫歯など酷くなる前に治療を行えば麻酔が効きにくいことはありません。
非常に稀ではありますが、体質的に上の前歯でも麻酔が効きにくく、すぐに効果が切れてしまう方もいらっしゃいますので、その時はすぐに教えてくださいね(*^^*)
しかし多くは痛みを限界まで我慢してしまった場合に起こるので、定期的に健診を受けたり「何かおかしいな?」と思ったらすぐに受診するようにして下さい!
そうすれば治療も短期間で済みますよ(*^^)v♬
そもそも麻酔をしなければならない状況とは?
・詰め物や被せ物を作るために歯を削る時(歯の神経が残っている場合)
・何らかの理由で歯の神経を取り除かなければならない時
・歯を抜く時
・インプラント手術 etc…
歯科で麻酔を使うことは珍しくありません。
次に麻酔の順序と仕組みについてをお話します!
まず最初に表面麻酔を行います。
麻酔薬を歯茎や粘膜に塗布し、表面をしびれさせます。
この後の注射針を刺す時のチクッとする痛みを軽減させるためです。
次に浸潤麻酔もしくは伝達麻酔を行います。
前者は表面がしびれてきたらその部分から麻酔液を注入し、少しずつ浸み込ませていきます。
骨には無数の穴が空いており、歯茎や粘膜から浸透した麻酔液はその穴によって骨の内部まで浸み込み、そして歯の根っこの先端部分から麻酔液が入り、歯の神経に到達します。
後者は治療あるいは手術する部分に分布している神経の元を麻酔する方法です。
浸潤麻酔と比べて広範囲に効果が得られ、炎症があっても麻酔を行えるので親知らずの抜歯や多数歯の
治療に用いられますが浸潤麻酔より使用頻度は多くありません。
次回は麻酔の効き方についてお話します!!
今まで歯ブラシとデンタルフロスを併用していましたが、最近エアーフロスという画期的な商品に出会い、使ってみることにしました!!
ボタンを押すとノズルから水と空気が勢いよく噴射して、歯と歯の間の食べかすを吹き飛ばします。初めて使った時は勢いがありビックリしましたが、とてもスッキリして気持ちいいです。
ワンプッシュで掃除できるので簡単に使えますし、時間も短縮されるので、面倒くさがりな私にはぴったりです。笑
歯が炎症してたり、虫歯が大きくなり神経に触る様な痛みがある場合や歯茎が腫れるなど炎症があり痛みを伴う場合、発熱や頭痛、目の裏や肩、首筋が痛くなったりします。
逆に、仕事
12月に入って冷え込みも強くなってきましたね!
スキー場など、寒い所に長くいると奥歯がガチガチ鳴ったりした経験はありませんか?
寒いとカラダが体温を下げないために、自分で熱を出します。
筋肉を震わせて熱を作るので、あまりにたくさんの熱を必要としている場合は体中の小さな筋肉(首から顔の筋肉など)まで総動員します。
その結果、口を閉めておく筋肉も震わせるので歯も一緒にガチガチ震えてしまうんです。
また、表面積を小さくして熱の放出を抑えようとします。
筋肉を緊張させて縮こまるのですが、これによって口の筋肉に力が入るので熱も出るし歯も鳴ることに繋がります。
ガチガチ鳴ること自体には歯への影響はありませんが、あまりにも強く上下の歯が当たると歯が欠けたり、ヒビ割れの原因になりますので注意が必要です。