作成者別アーカイブ: fujimotoshika

大人と子どもの違い~虫歯のリスク~

大人の歯と子どもの歯、虫歯になる原因は同じ“歯垢”ですが、リスクに違いがあることを知っていますか?

子どもの歯(乳歯)は虫歯になっても、生え換わるから替えがきくと思っていませんか?
その甘えは要注意です!
乳歯で一番奥の歯(前から5番目の歯)は一番抜けるのが最後です。個人差はありますが、平均で11歳頃です。
生え換わりまでに、虫歯で歯がボロボロになってしまうと大人の歯にも影響が及ぶ可能性があります。

《乳歯の早期喪失によって及ぶ影響》
・後続永久歯(後から生えてくる大人の歯)の虫歯
・永久歯萌出(大人の歯が生える)スペース不足による歯列不正

個人差がありますが、お子さんだけの歯磨きでは、磨きが不十分な場合があります。
親御さんが仕上げ磨きをすることで、磨き残しを防ぐことができます。

歯磨きをがんばって頂いても、そもそもの食生活が乱れていると虫歯になりやすいです。
特に、ジュースやお菓子など間食の回数が多かったり、ダラダラと時間をかけて食べるのもよくありません。
時間を決めて間食をとることや、寝る前の歯磨き後は甘いものは口にせずお水かお茶にするなど、食生活習慣を見直すことも大切です。


初投稿です(*^^*)

こんにちは、藤本歯科院長の藤本です。
台風も去り、めっきり秋らしくなってきましたね。
朝晩の冷え込みで早くもコタツを出してしまいました。
コタツの中でぽりぽり・むしゃむしゃと好きなものを食べ、例年のごとくプクプクと冬の準備を進めています。
あたたかいお茶を飲みながらの〜んびり過ごすのもいいですね〜〜。

ところで夏場の冷たいものを口にする時の知覚過敏はもちろん嫌なものですが、みなさんは温かいもので歯が痛いと感じられたことはないですか?
そんな時はなるべく早くに受診してくださいね。
痛みの原因は様々ですがいずれも何らかのサインです。
痛みの種類によっては嘘のように消えてしまうものもありますが、おさまっているだけで改善されていない場合もありますので、「何かいつもと違うな」と思われましたそのままにせず、早めに受診してください。
そうすることによって通院期間も長くかからずに済むこともあります。
なかなかきっかけがないと足を運ぶことがない歯科医院ですが症状が軽いうちに行ってくださいね♪
定期的な歯科検診もオススメします!!


10月8日は何の日(๑・ิ ・ิ๑)?

10月8日は入れ歯の日歯科技工の日です‼

そして毎月8日は歯ブラシ交換の日でもあります💡

今日は歯に関する日なんですよ🎵

*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*:–☆–:*
歯ブラシの取り替え時期は1ヶ月に1回が目安

『毛先が広がっていないからまだ大丈夫(  ー̀ωー́ )』と思っていても、ブラシの弾力が弱くなっているので十分なブラッシングができません⤵
動物は歯を失ってしまうと食べ物を食べることができなくなってしまうため、生きていくことが困難になってしまいます…

しかし人間は歯を失っても入れ歯などで補うことができます。

とはいっても、やはり自分自身の歯が1番✨

1本でも多く自分の歯を健康な状態で残すためには日々のブラッシングと、定期的に歯科医院でメンテナンスをすることが大切です‼

歯を使わない日なんて1日もないですよね⁉💦

最低でも3~6ヶ月に1回は定期健診を受けましょう(*˙︶˙*)ノ゙


歯肉マッサージって知ってますか?

歯肉=歯茎、つまり歯茎のマッサージです。

普段、歯磨きをするのは虫歯にならないようにするためですが、併せて気をつけたいのが“歯周病”(歯槽膿漏)です。
歯垢(歯に付いた食べカス)は、歯茎には付きませんが、歯と歯茎の境目に一番汚れが残りやすいです。

健康な歯や歯茎でいるために、正しい歯ブラシの当て方で歯磨きすることで、マッサージ効果が自然と得られます。
歯ブラシだけでもOKですが、お手軽なやり方として自分の指で歯茎を触って刺激する方法もあります。
もちろん、清潔な手で触りますが、人差し指の腹で優しくクルクルとなでるようにマッサージすると
良いです。
歯肉マッサージ用のペーストなども市販でありますが、基本はなにもなしで大丈夫です。

歯茎を健康に保つことで、歯周病由来の口臭の予防につながります。
お口トラブルを回避して素敵な口腔環境ですごしましょう♪


キシリトールで虫歯予防

キシリトール=ガムというイメージをお持ちの方は多いと思います。

キシリトールは虫歯の原因にならない甘味料で、トウモロコシの穂軸や木材が原料となっています。
同じ甘味料でも、ショ糖(砂糖)は取り過ぎると虫歯の原因になります。

キシリトールのような、代用甘味料として以下があります。
マルチトール(還元麦芽糖水あめ):日本で開発された低カロリーで虫歯にならない甘味料。
還元パラチノース:砂糖を原料に作られた低カロリーで虫歯の原因にならない甘味料。
アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物:味の素が製造法を開発したトウモロコシから作られる人工甘味料。などがあります。

キシリトールには、自然な甘みだけでなく“再石灰化”といって虫歯になりかけてる歯にカルシウムを取り入れてくれる効果があります。
進行してしまった虫歯に対しては無効なので、虫歯予防としてキシリトール入りのガムを噛むのをオススメします。


糸ようじを使うと血がでるのは大丈夫?

歯ブラシ以外の清掃用具で、よく知られているのが糸ようじです。

糸ようじを通すと歯の間の歯垢がとれます。その時に、出血したことはありますか?
使い方を誤ると歯茎を痛めることがあります。正しい使用方法で通してください。
ポイントはノコギリで木を切るように(押して引く)動かすだけです。
糸ようじをを通すときも抜くときも同じです。

正しいやり方で出血するのであれば、歯肉炎か歯周炎の可能性があります。
出血自体は問題ありませんが、歯肉炎や歯周炎をそのままにするのは良くありません。
主だった自覚症状が出ないのが歯周病です。気付かないうちに悪くなってる方がほとんどです。

お近くの歯科医院への受診をオススメします。


ちょっとすごいよ音波ブラシ

音波ブラシ?と聞きなれない方もいらっしゃるかも知れませんが、電動歯ブラシのことです。

電動歯ブラシには2種類あります。音波ブラシと超音波ブラシです。
一般的に、音波ブラシの方がよくコマーシャルで目にする方です。

当院では、フィリップス社のソニッケアーを扱っています。近年、グンと性能も良くなっています。
軽くて持ちやすく手に振動が伝わりにくいです。価格帯は様々ですが平均10000~20000円辺りです。

「良いと言ってるから、買おうかな?」と、思われる方もまずはメリット・デメリットを知りましょう。
デメリットと言っても商品に欠点があるわけではなく、購入後使い始めはこそばゆい感覚が大きいです。
音波ブラシの起こす微細な振動が歯茎に当たることで感じます。よって、使うことで感覚に慣れることが必要です。
振動に驚かれて使うのをあきらめてしまう方も、実際いらっしゃるので、ポイントとして奥歯の噛む面から磨き始めてください。
使い始めは、直接歯茎に当てずに少しずつ範囲を広げていくようにしてください。

手磨きの6倍の歯垢除去力があると言われている音波ブラシを使うことで、虫歯のリスクを下げることができます。
ただ、ふつうの歯磨きの仕方と違ってシャカシャカ動かさないでください。音波ブラシは、歯並びに沿って当てがって少しずつずらす様に磨いてください。
音波ブラシに興味がある方は、一度歯科衛生士にご相談ください。歯磨きのプロですから、小さなお悩みや疑問にお答えできると思います。


硬い歯ブラシは、いいの?

先日、患者さまにこんなご質問をいただきました。
「わたし、硬い歯ブラシを使ってるんですけどいいですか?」と、聞かれました。

答えはYesです。

歯ブラシの毛の硬さはお好みに合わせて使用していただいて良いです。
ただ、気をつけたい点が2点あります。

①指を添えて歯ブラシを押し付けないこと
②ゴシゴシ大きく磨かないこと

あまり硬い歯ブラシで歯の際を磨いてしまうと、回数を重ねるうちに歯が削れてしまうことがあります。
それに伴い、歯茎に傷がつき、歯茎がやせてしまいます。
症状としては、知覚過敏になることもあります。

これからの時期は、冷たい飲み物を飲まれる機会が増えてきます。
歯磨きのあと、うがいをして歯茎がヒリヒリとしみる感覚があればそれは傷がついている可能性があります。
毛の硬さが硬めであれば、磨く力加減に気をつけてみてくださいね。


フッ素を使っていても虫歯になる?

ほとんどの歯磨き粉には、“フッ化ナトリウム”いわゆる“フッ素”が含まれています。

『うちの子は、フッ素入りの歯磨き粉を使っているし、キシリトール入りのガムを噛ませているので虫歯にならないわ。』
と、思われてませんか?

せっかくフッ素やキシリトールを使っていても、歯磨きで、きちんと歯垢を落とせているかが重要です。
歯垢や食べカスが残っているのに、フッ素の上塗りをしても効果が十分に得られません。

改めて、フッ素の効果について簡単に言うと、“酸の影響で弱っている歯にカルシウムを取り入れる”効果があります。
歯の表面(主に、歯と歯茎の境目)の磨き残した歯垢によって、初期虫歯になってしまった歯をフッ素の“力”で元の歯に近い状態に戻すことができます。キシリトールでも同じ効果が得られます。

あくまでも、フッ素やキシリトールに頼りすぎずに、“磨き残しによる初期虫歯の進行予防”と思って有効に活用して頂きたいと思います。


味覚障害の可能性がある?

みなさん、歯磨きは毎日されてると思いますが、“舌” はどうでしょうか?
舌を磨くことで味覚障害の予防になることを知っていましたか?

まず、歯には歯垢が付きますが、それと同じで舌にも舌苔(ぜったい)という汚れが付きます。
主に食べカスや死んだ細菌やタンパク質などです。

舌苔は口臭の原因の一つとなるだけではなく、ひどい時には味覚の低下や味覚障害の可能性があります。
鏡の前であっかんべをするように少し舌を突き出して確認してみてください。
あなたの舌は、ピンク(赤)ですか?それとも、白(薄い黄色)ですか?

白く見えているのが、舌苔です。
健康な舌をよく見ると表面がプツプツしてるのがわかります、その中に味蕾(みらい)という味を感じる部分があります。
味蕾が、舌苔で覆われてしまうと、通常のきれいな舌の状態より感覚が鈍くなります。

いつもきれいな舌でいるためにも、舌磨きは大切ですが、気をつけないと逆に味覚障害のリスクを上げてしまいます。
舌磨き専用もブラシもありますが、今お使いのブラシでも簡単にケアが可能です。
注意が必要なのが、力加減です。
毛先を軽く舌の上に当てて舌苔を落としましょう。
白い汚れを全て落とす必要はありません。やりすぎは禁物です。

裏ワザとして、フルーツの力によって舌をキレイにすることができます!
キウイフルーツには、アクチニジンというタンパク質を分解する成分が豊富に含まれており、舌苔をキレイにできます。
他に、パイナップル、パパイヤ、いちじく、メロンなどがあります。
食べ過ぎると、舌がヒリヒリしてくるのはフルーツの成分が作用していたからなんですね。

健康な舌で、日々の食事をおいしく感じて食べましょうね♪