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思春期・青年期の歯と口の中の特徴とは、、、

◎12〜13歳ごろになると『第二大臼歯(12歳臼歯)』が生え、この年代で上下合わせて28本の永久歯が揃う。

◎ホルモンバランスの変化により、歯茎が腫れたり出血したりする歯肉炎が起こりやすくなる。

◎中高年になると塾や部活帰りなど外での飲食の機会が増え、食生活が不規則になる傾向がある。

 

⭐️思春期、青年期に注意したいこと⭐️

虫歯のリスクが上がる時期歯肉炎も増加

この時期は、部活で疲れて歯磨きをせずに寝てしまう、受験の為遅くまで勉強して夜食をとり、そのまま寝てしますなど、生活の変化によって虫歯や歯周病のリスクが高まります。

特にホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れは、歯肉炎を起こしやすくなります。

さらに、受験などの精神的なストレスが重なると、歯肉炎から若年性の歯周病に進む場合もあります。

次のようなサインがあったら歯科医院を受診しましょう。

🔲全体的に歯茎の色が赤みを帯びている

🔲歯と歯茎の間の歯茎が丸みを持って膨らんでいる

🔲歯磨きで出血しやすい

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❄️セルフケアのポイント❄️

POINT1 生活習慣に注意する

朝食をきちんと食べない子や就寝時間が遅い子は虫歯が多いことがわかっています。

3食しっかり食べて、間食などをダラダラしないことの他、朝、晩、1日2回は必ず歯磨きをする重要性を本人が理解することが大事です。

POINT2 歯列のチェックを受ける

永久歯が生え揃ったら、歯科医院で歯並びや噛み合わせをチェックしてもらいましょう。

歯並びが悪いと歯磨きがじづらくなり、磨き残しのリスクが高まります。

また、噛み合わせが悪いと食事や発音に支障が出ることがあります。


乳幼児期の歯と口の中

・乳歯は3歳ころまでに20本生えそろう

・生え始めは生後6~8ヶ月、1歳ごろまでに上4本、下4本の前歯が生える

・乳歯のエナメル質は永久歯に比べて酸に弱いため、虫歯になりやすい

◎セルフケアのポイント◎

①歯が生えたら保護者磨き
最初の下の前歯が生えてきたら、保護者磨きを始めましょう。
ガーゼやコットンを指に巻き、赤ちゃんの歯をやさしくぬぐいます。
上の前歯も生えてきたら、歯ブラシを使って磨きましょう。

②3歳ごろから自分でも磨く
3歳を過ぎたら幼児用の歯ブラシを使って、自分でも磨く習慣をつけましょう。
自分で磨く場合も、保護者が必ず仕上げ磨きを行ってください。

●仕上げ磨きのコツ
・子供の頭をひざの上に
・子供のあごを手で支える
・歯ブラシのヘッドの大きさは年齢に合った
ものを
・毛先が歯と歯の間に入る適度な力で小刻み

虫歯予防にフッ素配合の歯磨き剤を使いましょう!
虫歯予防に最も重要な役割を果たすのがフッ素です。
フッ素は歯のカルシウムと結合し、酸に溶けにくくします。
また初期の虫歯を修復する効果があります。
歯科医院で塗布してもらうほか、家庭では、フッ素配合の歯磨き剤を使用するのが効果的です。
※年齢ごとに推奨される使用量や濃度が決められています。

●歯が生えてから2歳まで
フッ化物濃度→900~1000ppmF
使用量→米粒程度(1~2mm程度)

●3歳~5歳
フッ化物濃度→900~1000ppmF
使用量→グリンピース程度(5mm程度)

乳幼児期からかかりつけ歯科医をもち、虫歯予防のためにフッ素を塗布してもらうなど、歯医者さんに慣れておくことも大切です。

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