月別アーカイブ: 2021年4月

歯の神経を取ったのに…

たしか歯の神経を取る処置をしたはずなのに、な~んか痛い。どーして(。•﹏•。)?
同じ悩みを抱え、不安になられてる方はいらっしゃいませんか?

・冷たいものや温かいものは沁みることがないのに、噛むと痛む
・歯の根っこ付近にあたる歯茎に、ぷくっと出来物のようなふくらみがある
・歯が重いように感じる

これらは神経を取った後、歯が痛くなる場合の典型的な症状です。
噛むと少し痛むというのは最も多い初期症状です。
状態が悪化すると、何もしなくても痛くなります。

では、原因は何なのでしょうか…
歯周病や噛み合わせに問題が無い場合、次のようなことが考えられます。

・過去の治療で、神経や細菌が完全に取りきれていなかった
・治療の刺激による一時的なもの
・歯の根っこがひび割れていた            etc…

神経や細菌が残っている場合は、根っこの先に膿が溜まり、神経を取った歯は水分が無くなりドライフラワーのようにパリパリになるので脆く、割れやすくなります。

このような状態を防ぐためにも神経を取らずに済むよう、小さい虫歯のうちに治療することがとても大切です ♡*.゚


定期検診の重要性を知ってほしいッ‼️‼️‼️

『虫歯になれば、歯医者にいって治してもらえばOK💡』

そう思っていませんか⁉️💦

決して間違いではありませんが

虫歯になった→治療する→痛みがなくなった→完治❗ではありません⚠️

 

転んで皮膚に擦り傷ができても、ほとんどの場合はキレイに治ります。

しかし歯は体のほかの組織と違い、再生機能がないため、一度虫歯になると(削ると)元通りにはなりません

(初期虫歯は再石灰化します)

私達がどれだけ一生懸命治療をしても、歯の代わりとなる人工のもの(詰め物や被せ物)で補修し、機能を回復させているに過ぎないのです。

回復させても元々の健康な歯のような強さには戻りません。

 

よって、悪くなる前に定期的に来院し、虫歯や歯周病の原因を取り除く必要があります。

また、痛くないうちに来院することで、治療に対する恐怖心がある方も、比較的リラックスしていただけると思います。

歯医者は『虫歯になったら行く』場所ではなく、

虫歯にならないように定期的に行く』場所でもあるのです☺


歯科検診

4月になり新しい1年が始まりました。

学校では健康診断が実施される時期です。

学校歯科検診では、次のような点をチェックしています。

虫歯の有無、歯肉の状態、歯並びの状態、生え変わりの時期の乳歯 などをチェックしています。

学校検診は、短時間で多くの生徒さんの口の中を検査します。
口の中を見るためのライトは簡単なものですし、歯科の診察室と違い薄暗い場所での検診となります。

歯並びや歯肉の状態、大きな虫歯の有無はわかりますが、歯の間や小さな虫歯を見つけるのは大変難しくなります。

とくに疾病や異常は認められません。と結果が出たとしても、定期的に歯科医院の受診をおすすめします。

虫歯がある。と結果が出れば、虫歯はほおっておいても自然に治りません。
痛くなくても早期に受診をおすすめします。

学生さんだけでなく、新年度が始まるこの時期にみなさん歯科医院での検診にぜひお越しください。