赤く染めだして磨き残しチェック

多い方では一日3回歯磨きされてる方がいらっしゃいますが、朝など時間が限られてる時や夜疲れてそのまま寝てしまう方もいらっしゃると思います。

なので、一日一回だけしか磨かれない方はその一回の歯磨きが重要になってきます!

歯医者には“染め出し”と言って、磨き残しをご自身で把握してもらうための物があります。

綿に染み込ませた赤い液を歯の表面に塗ると、磨き残した部分の“歯垢が赤く染まる操作”です。

小学生の時に集団指導などで、された記憶をお持ちの方もおられるかと思います。

子どもの頃からきちんとした歯磨きを身につけることで、虫歯やお口のダメージを減らして健康で白いままの歯を得ることにもつながります。

赤く染まった歯垢を見て頂いて、歯ブラシを当てるポイントやコツを歯科衛生士から指導して確認していきますので、虫歯になりやすいお子さんは虫歯予防も含めて一度歯医者で歯ブラシ指導を受けてみるのはどうでしょうか?

正しい歯磨きができてるか気になる方は一度お口の中を見せに来てくださいね♪
わかりやすくお話させていただきますo(^_^)o

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「態癖」 とは

日常の生活の中で、無意識に行うさまざまな習癖が長期に及ぶことにより、歯を動かしあごや顔、さらには全身に大きな影響を及ぼす、このあごや歯並びに悪影響を及ぼす習慣を「態癖」と言います。

指しゃぶりや舌の癖が歯並びを悪くすることはよく知られています。
日常の習慣の中で下唇をよく噛んだりしていると上の前歯が前へ出てきたり、頬づえをつく、うつぶせ寝をしていると奥の歯並びが狭くなったり、歯が内側へ倒れてきたりします。
またあごが左右へずれたり、下のあごが少しずつ後退し、かみ合わせが悪くなったりすることもあります。

特に注意しなければいけないのがお子様です。
食事中に横を向きながらテレビを見ていると片がみになって、あごのズレが起こります。
両耳の穴の前の顎関節のとろで左右均等に骨が徐々に付加される成長発育期に下あごに態癖の力が加わり成人になって顔の歪みに結びつくことがあります。

あごが歪むとバランスを補うために姿勢が歪みます。
姿勢の歪みは将来さまざまな全身症状を引き起こすかもかもしれません。

態癖は毎日の小さな習慣の中に潜んでいます。
それらに気づくことで歯並びやかみ合わせを守り歯や身体の健康維持に努めましょう。


入れ歯のお手入れ、大丈夫ですか?

 

入れ歯は毎日お手入れされていますか??🤔

どなたでも毎日歯磨きをするように、入れ歯も毎日のお手入れが大切です。
では、あなたはいつもどのようにお手入れされていますか??
間違ったお手入れをされていませんか??

今回は、入れ歯のお掃除についてお話しします!!

 

point1:入れ歯専用のブラシによる手洗いをする
流水もしくは入れ歯用の磨き剤で洗います。
その際、目に見える汚れが落ちるまで洗いますが、視力に不安のある方は、指触りでヌメヌメ感がなく、キュッキュっとする感じを目安に磨きます。
手先に不安がある方は、家庭用超音波洗浄機につける方法もあります。

point2:入れ歯洗浄剤による洗浄、除菌をする
入れ歯洗浄剤は見えない細菌を取り除く科学的なお手入れです。
その為、きちんと磨き、目に見える汚れを落とした後に使用することで効果を発揮できます。
汚れが残ったままだと、十分な効果を発揮できません。
家庭用の超音波洗浄機と入れ歯洗浄剤を併用して使用するのも良いでしょう。

 

唾液の減少による口腔乾燥も入れ歯の汚れを助長し、さらに入れ歯の安定を悪くしてしまい痛みを起こしやすくしてしまいます。
そこで、ジェルタイプの保湿剤やクリームタイプの入れ歯安定剤を使用することで、そういった不具合を改善できます。

 

この様にご家庭でのお手入れは、入れ歯を長持ちさせるだけでなく、お口全体の清潔や残っている歯の健康維持、口臭予防、そして肺炎予防に効果を発揮します。

しかし、家庭での清掃のみでは防ぎきれない入れ歯の材質内への細菌浸透もありますので、歯科医院での定期的なチェックは必要です!!😎✨

 

 


フロスの効果

虫歯がないと思っていたのに、歯と歯の間に虫歯が見つかったらショックですよね
毎日の歯磨きでどれくらい歯垢除去ができてかというと 実は歯ブラシで磨いただけでは、歯と歯の間の歯垢は60%程度しか取り除くことができません。
残った歯垢を放っておくと歯周病や虫歯の原因となりますので、フロスを使って効果的に歯垢を除去しましょう
ちなみに歯ブラシとフロスを併用することで、85%程度歯垢除去することができます!

 


歯を磨くと出血するのはなぜ?

タイトル(歯を磨くと出血するのはなぜ?)の原因は歯茎の炎症です。

歯肉炎とか歯周炎といわれる疾患に陥った歯茎にブラッシングなどの刺激が加わると、比較的簡単に出血してします。

重度な歯肉炎や歯周炎になり歯茎の状態が悪くなると、刺激が加わらなくても出血する事があります。

出血してしまうと恐怖心からブラッシングをしなくなってしまったりうがい薬だけで済ませてしまったりするとますます歯茎の状態が悪化してしまいます。

出血の度合いにもよりますが、ブラッシング後早くに血が止まるという事であれば、正しい方法でブラッシングすれば歯茎の状態が改善し、出血を減らしていける事が可能であると考えられます。

歯ブラシの種類を歯茎に対応した柔らかいものにすると歯茎のマッサージ効果も得られ清掃も出来るので有効的です。

歯茎の状態が改善していけば歯ブラシの硬さを少し柔らかいものに変えていく事で歯面の汚れを落とす効果が上がります。 

状況に応じて歯ブラシの使い分けをして歯磨きをしてみて下さいね(^○^)♡


虫歯になりやすいお菓子とは?

夏休みに入り、普段よりもお菓子を食べる頻度が高くなっているのではないでしょうか。

お菓子の中でも特に虫歯になりやすい物があります。

アメやキャンディ、キャラメル、ガムなどは砂糖がたくさん使われていて歯にくっつきやすく、口の中に止まる時間が長いため、虫歯リスクが高いと言えます。

チョコレート、ビスケット、クッキー、ケーキなども、上記のものに比べると滞留時間は短いですが、虫歯リスクは高いです。

比較的虫歯になりにくいのは、アイスクリームやプリン、ゼリーです。
砂糖を多く含んでますが、すぐに食べ終わり、歯にくっつく時間が短いので、虫歯リスクは低い部類です。

一番良いとされるのは、せんべいやクラッカー、ナッツ類です。
砂糖が少なく、歯にくっつきにくいためムシ歯になりにくいお菓子です。
ただし、スナック菓子はたくさん食べるとねっとり歯にくっついてしまうので注意が必要です。

お菓子は1日1回、時間を決めて食べるようにしましょう。
寝る前の飲食はやめましょう。
特に3歳までに味の好みが決まりますので、甘味嗜好にならないように甘味の強いものは控えるようにしましょう♩


妊婦さんも安心

妊娠中、歯科医院に通うのがおっくうになる方がいらっしゃると思います。
(妊娠していない方でも!?笑)

歯が痛いけど麻酔やレントゲン撮影によって赤ちゃんに影響がないか、心配な方もいらっしゃるかと思います。正しい知識を知っておくと、妊娠中の歯痛も怖くありません^_^

○麻酔○
歯科の場合は「局所麻酔」を行いますので、麻酔を打った部分で分解されてしまいます。また使用する麻酔薬も少量ですので、胎児へ胎盤を通して麻酔が届くことはありません^_^

○レントゲン○
安定期(5〜8ヶ月)に入ると口腔部のレントゲン撮影は問題ないとされています。
腹部に直接当てるわけではありませんし、防護エプロンを着用していただきますので安心です。

出産間近に歯が痛みだしたら大変です。お口のトラブルが起こらないようにしっかりケアしておきましょう^_^

わからないことがあれば
お気軽にお尋ねくださいね♪


スマホと食いしばり

最近、食いしばりによる顎関節症や歯の磨耗の患者さんが増えてきています。

歯の磨耗は年齢とともに起きることではありますが、若い方でもかなりの割合で増えています。

本来、私たちの歯は何もしていない時は上下触れ合っていません。
口を閉じていても上下の歯は離れています。

ですがスマートフォンを長時間いじっていると歯に大きな負担をかけてしまっていることがあるのです。

スマートフォンを操作する時は下を向きます。
その体勢は口が自然にしっかりと閉じてしまう姿勢のため、無意識に食いしばりをしてしまっているのです。

みなさんがスマートフォンを使用している時にお口の中で歯を食いしばらないよう意識してみてください。

1度ついてしまった食いしばりの癖はなかなか治りにくいものです。
痛みなどの症状が出た時はマウスピースがおすすめです。

ぜひご相談ください!


ー根面むし歯(ルートカリエス)の予防ー

 

根面むし歯(ルートカリエス)とは、歯の根の表面に出来るむし歯のことです。

通常、歯の根の部分は歯肉に覆われており、見えていません。
しかし、歯周病などで歯ぐきが下がり、歯の根の部分が露出する、
また、歯周ポケットが深く、お掃除しにくい環境になることで、
歯の表面に虫歯ができてしまうのです😢

 

歯は歯冠(しかん)という歯の頭の部分と、歯根(しこん)という根の部分に分かれており、
歯冠はエナメル質という強い構造で作られていますが、歯根はセメント質という薄いコーティングがあるだけです。
そのため、歯の根は虫歯に対しての抵抗力が弱い部分なのです。

また、歯根の表面に虫歯ができると、歯髄(歯の神経)までの距離が近く、虫歯が歯髄に届きやすいこと、できる場所が歯茎の下や近くで見つかりにくく見えにくいため、治療がしずらい虫歯です。
特に歯と歯の間などは、鏡で表面から見るだけでは見つけにくいため、虫歯が進行して被せ物が外れたり、そこから歯が折れてしまったりする事態を招きます😨

 

根面の虫歯も、やはり定期検診や歯科でのお掃除など、きめ細かな予防が重要です!!


セルフケアについて

今日はセルフケアについてお話しします。

食後に歯ブラシをする事は習慣化されていると思います。

そこにプラスで食後にシュガーレスガムを噛む事で刺激唾液がたっぷり分泌され、速やかにPHを上げ、溶け出したカルシウムを歯に戻す事が出来ます。

(※PHとは…唾液のpHは唾液中の炭酸塩やリン酸塩によって一定に保たれており、この機能をpH緩衝作用といいます。 しかし、何らかの原因によってpH緩衝作用が上手く働かずに口腔内が酸性に傾くと歯が溶けてむし歯になり易くなります。 とくにpHが5.5より低くなると脱灰(エナメル質が溶け出すこと)が起こり始めます。)

食後の口腔内酸性になり、歯からカルシウムが溶け出します。

唾液を沢山出し唾液が早く臨界PH以上に戻す事が虫歯や酸蝕症の予防に繋がります。

唾液の役目には『自浄作用』『緩衝作用』『再石灰化作用』などがあげられ、中でも虫歯が多い患者様特に重要なのが刺激唾液です。

咀嚼する事で分泌される刺激唾液は、咀嚼しない時の安静時唾液に比べて口腔内のPHを上げる重炭酸塩という成分が約10倍多く含まれており、分泌速度は6倍なので、緩衝作用は最大60倍(10×6)になります。

食後にシュガーレスガムを噛む事が習慣化になれば良いですね(^O^)‼️