最近の虫歯治療とはどんなの?

一昔前の虫歯治療といえば、虫歯になっている所は全て取り除く事を前提とし、修復物を長持ちさせるかを重点に考え、虫歯菌により細菌感染されているエナメル質、象牙質の確実な除去、修復物の保持の為に健全な部分をかなり削り取っていました。(エナメル質、象牙質のお話は2つ前のブログで確認してみて下さい。)

現在は虫歯でも初期状態で損失していないエナメル質及び象牙質は治療する事が認められています。虫歯の進行についての解明が進むと共に接着性修復材料によってミニマルインターベンション(MI)(最小限の侵襲による虫歯治療)が提唱されています。

虫歯周辺の健全な歯質は極力削らず、歯科用修復材を充填する治療方法です。

歯科診療所での虫歯治療だけではコントロールできない部分も重要視されており、新たな虫歯菌の削減のみならず、感染予防や糖質の摂取削減などもMIの中に含められ、フッ素塗布などの虫歯予防や定期検診などの点も重要視されています。

定期的な検診を行う事が大事になりますので検診にお越しください。


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