月別アーカイブ: 2021年8月

歯を磨くと出血するのはなぜ?

タイトル(歯を磨くと出血するのはなぜ?)の原因は歯茎の炎症です。

歯肉炎とか歯周炎といわれる疾患に陥った歯茎にブラッシングなどの刺激が加わると、比較的簡単に出血してします。

重度な歯肉炎や歯周炎になり歯茎の状態が悪くなると、刺激が加わらなくても出血する事があります。

出血してしまうと恐怖心からブラッシングをしなくなってしまったりうがい薬だけで済ませてしまったりするとますます歯茎の状態が悪化してしまいます。

出血の度合いにもよりますが、ブラッシング後早くに血が止まるという事であれば、正しい方法でブラッシングすれば歯茎の状態が改善し、出血を減らしていける事が可能であると考えられます。

歯ブラシの種類を歯茎に対応した柔らかいものにすると歯茎のマッサージ効果も得られ清掃も出来るので有効的です。

歯茎の状態が改善していけば歯ブラシの硬さを少し柔らかいものに変えていく事で歯面の汚れを落とす効果が上がります。 

状況に応じて歯ブラシの使い分けをして歯磨きをしてみて下さいね(^○^)♡


虫歯になりやすいお菓子とは?

夏休みに入り、普段よりもお菓子を食べる頻度が高くなっているのではないでしょうか。

お菓子の中でも特に虫歯になりやすい物があります。

アメやキャンディ、キャラメル、ガムなどは砂糖がたくさん使われていて歯にくっつきやすく、口の中に止まる時間が長いため、虫歯リスクが高いと言えます。

チョコレート、ビスケット、クッキー、ケーキなども、上記のものに比べると滞留時間は短いですが、虫歯リスクは高いです。

比較的虫歯になりにくいのは、アイスクリームやプリン、ゼリーです。
砂糖を多く含んでますが、すぐに食べ終わり、歯にくっつく時間が短いので、虫歯リスクは低い部類です。

一番良いとされるのは、せんべいやクラッカー、ナッツ類です。
砂糖が少なく、歯にくっつきにくいためムシ歯になりにくいお菓子です。
ただし、スナック菓子はたくさん食べるとねっとり歯にくっついてしまうので注意が必要です。

お菓子は1日1回、時間を決めて食べるようにしましょう。
寝る前の飲食はやめましょう。
特に3歳までに味の好みが決まりますので、甘味嗜好にならないように甘味の強いものは控えるようにしましょう♩


妊婦さんも安心

妊娠中、歯科医院に通うのがおっくうになる方がいらっしゃると思います。
(妊娠していない方でも!?笑)

歯が痛いけど麻酔やレントゲン撮影によって赤ちゃんに影響がないか、心配な方もいらっしゃるかと思います。正しい知識を知っておくと、妊娠中の歯痛も怖くありません^_^

○麻酔○
歯科の場合は「局所麻酔」を行いますので、麻酔を打った部分で分解されてしまいます。また使用する麻酔薬も少量ですので、胎児へ胎盤を通して麻酔が届くことはありません^_^

○レントゲン○
安定期(5〜8ヶ月)に入ると口腔部のレントゲン撮影は問題ないとされています。
腹部に直接当てるわけではありませんし、防護エプロンを着用していただきますので安心です。

出産間近に歯が痛みだしたら大変です。お口のトラブルが起こらないようにしっかりケアしておきましょう^_^

わからないことがあれば
お気軽にお尋ねくださいね♪


スマホと食いしばり

最近、食いしばりによる顎関節症や歯の磨耗の患者さんが増えてきています。

歯の磨耗は年齢とともに起きることではありますが、若い方でもかなりの割合で増えています。

本来、私たちの歯は何もしていない時は上下触れ合っていません。
口を閉じていても上下の歯は離れています。

ですがスマートフォンを長時間いじっていると歯に大きな負担をかけてしまっていることがあるのです。

スマートフォンを操作する時は下を向きます。
その体勢は口が自然にしっかりと閉じてしまう姿勢のため、無意識に食いしばりをしてしまっているのです。

みなさんがスマートフォンを使用している時にお口の中で歯を食いしばらないよう意識してみてください。

1度ついてしまった食いしばりの癖はなかなか治りにくいものです。
痛みなどの症状が出た時はマウスピースがおすすめです。

ぜひご相談ください!