歯と食べ物の関係

  • 1)牛乳と虫歯
  • 2)熱中症対策のスポーツドリンクで虫歯ができちゃう⁉💦
  • 3)ほうれん草を食べるとギシギシする
  • 4)酸蝕歯(さんしょくし)

牛乳と虫歯

牛乳を飲むと甘みを感じる時があると思いますが、それは乳糖と言って牛乳本来の甘みです。

同じ牛乳でも、ショ糖(砂糖)が入ったものは虫歯になりやすいです。
牛乳にはたんぱく質が含まれてますので寝る前は、水の方が良いです。

成長期には欠かせないカルシウム源ですのでおやつの時や給食の時など時間を決めて飲んでいただくと良いですね!

20140216-125317.jpg

熱中症対策のスポーツドリンクで虫歯ができちゃう⁉💦

暑い夏になると怖いのが熱中症☀
熱中症予防には小まめな水分補給が大切です。
『水よりもスポーツドリンクがよい』という話をよく聞きますが、飲み過ぎると体だけでなく歯にも悪影響が💦

スポーツ中など大量の発汗による体力の消耗を素早く回復させるにはスポーツドリンクが効果的💡
しかし熱中症対策として1日中ダラダラと飲み続けてしまうと、お口の中に常に大量の糖が残ってしまうため虫歯になってしまいます。
また、スポーツドリンクは酸性度が高く、炭酸飲料を次ぐレベルなので、歯が溶けてしまう可能性があります。

普段の水分補給は水でも十分です‼‼‼
歯と体の健康のために、時と場合をよーく考えて上手に活用しましょうね♪

ほうれん草を食べるとギシギシする

ほうれん草を食べると口の中がギシギシと感じたことはないですか?

ほうれん草にはシュウ酸という成分が含まれています。
口内に入ると口の中のカルシウムと結合して、歯に“しぶ”がついたような不快感がでます。

下ゆでされてないほうれん草を食べるとそうなることが多いです。
シュウ酸は水溶性なので、下ゆで処理を行うとギシギシにならないで済みます。

口内のカルシウムと結合しても、歯に悪影響が出る訳ではありませんが、シュウ酸を過多に摂取すると尿管結石などの病気の因子があります。
ただ、日常で食べる量では問題ありません。

もし、口の中がギシギシと感じたら歯磨きをして唾液の作用で口の状態が中性に戻るのを待ちましょう♪

酸蝕歯(さんしょくし)

食べ物の中でもお酒やお酢は酸が強い食物です。
過度に摂りすぎると歯のエナメル質にダメージを与え前歯の先が変色する場合があります。
歯の色が半透明に近い変色を起こします。

歯だけでなく、アルコール類は口の粘膜や歯茎を刺激し、口内炎ができやすくなります。
普段、私達の口は唾液により中性に保たれていますが、一度食事をすれば酸性に偏ります。
なので、1日の内で食事や間食回数が多いとその分虫歯のリスクは上がります。

酸蝕歯は虫歯とは異なりますが、初期の虫歯と言えます。

夜の晩酌など、お好きな方は量や回数を減らすことは中々難しいと思いますので酔い潰れない程度で楽しんだ後は必ず歯磨きするようにしてくださいね♪

20140328-170530.jpg


藤本歯科スタッフブログの人気エントリ一覧。おすすめです