タバコと歯周病

お口の健康を考える上で大切なのが、歯と歯茎の健康です。

歯にも神経があり、血が通ってます。
もちろん周囲の歯茎などの組織にも毛細血管があります。

歯の根っこを支える骨を壊すことを歯周病といいますが、血の流れが悪くなると歯周病も進行しやすくなります。

特にタバコの習慣的な喫煙は、血管にさまざまな問題を引き起こすことが知られています。その中心となるのが、タバコに含まれる「ニコチン」と「一酸化炭素」です。

ニコチンには血管を収縮させたり、血中のコレステロールを増やしたり、血小板の粘着性を高めるといった作用があります。
つまり、血管が硬くなり血液がドロドロになる要因になります。一酸化炭素は、全身に酸素を運ぶのに重要な役割を果たす血液中の「ヘモグロビン」と結合してその働きを抑えたり、血管の壁を傷つける作用があります。

毛細血管は、元々の血管の太さが細いので歯茎の血の巡りは悪くなりやすく、ヤニが歯の表面に着くと汚れも溜まりやすくなり、歯周病が進行しやすい環境になってしまいます。

歯周病は悪化しても痛みなどの症状が出るのは重症化した時が多いです。
酷くなって後悔する前に、少しずつ禁煙して予防することが大切です。

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