日別アーカイブ: 2013年12月18日

あまりしたくない麻酔…

そもそも麻酔をしなければならない状況とは?
・詰め物や被せ物を作るために歯を削る時(歯の神経が残っている場合)
・何らかの理由で歯の神経を取り除かなければならない時
・歯を抜く時
・インプラント手術 etc…
歯科で麻酔を使うことは珍しくありません。

次に麻酔の順序と仕組みについてをお話します!
まず最初に表面麻酔を行います。
麻酔薬を歯茎や粘膜に塗布し、表面をしびれさせます。
この後の注射針を刺す時のチクッとする痛みを軽減させるためです。
次に浸潤麻酔もしくは伝達麻酔を行います。
前者は表面がしびれてきたらその部分から麻酔液を注入し、少しずつ浸み込ませていきます。
骨には無数の穴が空いており、歯茎や粘膜から浸透した麻酔液はその穴によって骨の内部まで浸み込み、そして歯の根っこの先端部分から麻酔液が入り、歯の神経に到達します。
後者は治療あるいは手術する部分に分布している神経の元を麻酔する方法です。
浸潤麻酔と比べて広範囲に効果が得られ、炎症があっても麻酔を行えるので親知らずの抜歯や多数歯の
治療に用いられますが浸潤麻酔より使用頻度は多くありません。

次回は麻酔の効き方についてお話します!!